最近、ある書籍を手に取ってみました。この本では「本当にやりたいこと」を見つけるための重要な要素が3つあると説いています。それは「好きなこと」、「得意なこと」、そして「大事なこと」です。この3つの要素をうまく組み合わせることで、私たちは自分の情熱を見いだし、働き方をより充実させることができるとしています。今日はその要素について深堀していきたいと思います。
好きなこと、得意なこと、そして価値観の三要素
自分の情熱を見つけるために必要な三つの要素を深掘りしていきます。
好きなことの重要性
まず「好きなこと」についてですが、これは私たちの動機付けに大きな影響を与えます。好きなことを知ることで、仕事へのやる気が高まる理由について考えてみましょう。例えば、趣味を仕事にした人たちの成功例を見てみると、やはり好きなことを仕事にすることで、楽しみながら成果を出していることがわかります。好きなことを仕事にすることで、日々の業務が苦痛ではなく、むしろ楽しみへと変わるのです。
得意なことは自信の源
次に「得意なこと」です。自分が得意なことを理解することは、自信を持つための重要な鍵となります。得意なことを知ることで、自分の強みを活かした職業に出会う可能性が広がります。例えば、学生時代に数学が得意だった人が、エンジニアリングやデータサイエンスの分野で成功を収めるケースが多いのは、その得意を活かせる環境を選んだからです。
価値観を明確にする
最後は「価値観」です。自分にとって何が最も重要かをはっきりさせることで、選ぶべき仕事の方向性が見えてきます。例えば、成長を重視する人にとっては、常に新しい挑戦が求められる職場環境が必要ですし、家族との時間を大切にしたい人にとっては、フレックスタイム制度のある職場が理想です。価値観を明確にすることは、単に仕事を選ぶだけでなく、人生全体の選択にも影響を与える大事な要素です。
これらの要素をしっかりと見つめ直し、自分の情熱を見つける手助けにしていきましょう。
生成AIを活用した職業提案の手法
さて、今回は「本当にやりたいこと」を見つけるためのキャリア提案アプリの実装について詳しく解説していきます。このアプリは、先ほどお話しした「好きなこと」、「得意なこと」、そして「価値観」を元にユーザーに適した職業を提案するものです。さっそく、具体的な手順を見ていきましょう。
環境設定と必要なライブラリ
まず最初に、アプリを作成するために必要な環境の設定を行います。以下のライブラリをインストールしてください。
pip install gradio openai
- Gradio: ユーザーインターフェースを簡単に構築するためのライブラリです。
- OpenAI: 大規模言語モデル(LLM)を利用するためのAPIを提供します。
次に、OpenAIのAPIキーを取得して、環境変数に設定するか、プロジェクトフォルダ内にsecret.jsonというファイルを作成し、以下のようにAPIキーを記述します。
{
"OPENAI_API_KEY": "あなたのAPIキー"
}
これで、アプリを実行するための準備が整いました。
ソースコードの詳細解説
次に、実際のソースコードを見てみましょう。以下は、基本的なアプリのコードです。
import json
import os
from pydantic import BaseModel
import gradio as gr
from openai import OpenAI
SYSTEM_ROLE_PROMPT = """
このシステムは『大事なこと✕得意なこと✕好きなこと=本当にやりたいこと』というアプローチから、
その人の「本当にやりたいこと」に合った適切な職業を見つけます。"""
class JobSuggestion(BaseModel):
suggested_job: str
reason: str
confidence_level: float
def get_openai_apikey() -> str:
try:
api_key = os.getenv("OPENAI_API_KEY")
if api_key:
return api_key
secret_path = "secret.json"
if os.path.exists(secret_path):
with open(secret_path) as f:
secret = json.load(f)
return secret["OPENAI_API_KEY"]
else:
raise FileNotFoundError("secret.json file not found")
except (KeyError, FileNotFoundError) as e:
raise ValueError(f"Error obtaining API key: {str(e)}")
def create_chatgpt_message(system_role: str, prompt: str) -> list[dict[str, str]]:
return [
{'role': 'system', 'content': system_role},
{'role': 'user', 'content': prompt}
]
def generate_prompt_for_job_suggestion(value: str, good_at: str, like: str) -> str:
return (
f"大事なこと: {value}\n"
f"得意なこと: {good_at}\n"
f"好きなこと: {like}\n"
"この3つの情報を元に、その人に合う適切な職業とその職業を勧める理由を教えてください。"
)
def get_job_suggestion(value: str, good_at: str, like: str) -> tuple[str, str, str]:
openai = OpenAI(api_key=get_openai_apikey())
prompt = generate_prompt_for_job_suggestion(value, good_at, like)
message = create_chatgpt_message(SYSTEM_ROLE_PROMPT, prompt)
response = openai.chat.completions.create(
model="gpt-4",
messages=message,
temperature=0.1,
max_tokens=500
)
job_suggestion = response.choices[0].message['content'].split("\n")
suggested_job = job_suggestion[0]
reason = job_suggestion[1]
confidence_level = float(job_suggestion[2].strip('%')) / 100
return suggested_job, reason, f"{confidence_level:.1%}"
def create_interface() -> gr.Interface:
return gr.Interface(
fn=get_job_suggestion,
inputs=[
gr.Textbox(label="大事なこと"),
gr.Textbox(label="得意なこと"),
gr.Textbox(label="好きなこと")
],
outputs=[
gr.Textbox(label="職業"),
gr.Textbox(label="理由"),
gr.Textbox(label="信頼度")
],
title="「本当にやりたいこと」から職業を見つけるアプリ",
description="『大事なこと✕得意なこと✕好きなこと=本当にやりたいこと』から適合する職業を見つけるお手伝いをします。"
)
if __name__ == "__main__":
create_interface().launch()
このコードは、ユーザーから「大事なこと」、「得意なこと」、「好きなこと」を入力として受け取り、OpenAIのAPIを通じて適した職業を提案します。具体的な処理は以下の通りです。
- APIキーの取得:
get_openai_apikey関数でAPIキーを取得します。 - プロンプト生成:
generate_prompt_for_job_suggestion関数で、ユーザーの入力に基づいたプロンプトを生成します。 - 職業提案の取得:
get_job_suggestion関数で、生成したプロンプトをOpenAIのAPIに送信し、応答を受け取ります。
アプリの実行とデモンストレーション
最後に、アプリを実行してみましょう。ターミナルで以下のコマンドを入力します。
python gradio_career_suggestion_app.py
ターミナルに表示されたURLにアクセスすると、アプリのインターフェースが表示されます。ユーザーは「大事なこと」、「得意なこと」、「好きなこと」を入力し、Submitボタンを押すと、数秒後に提案された職業とその理由が表示されます。
このアプリを通じて、ユーザーは自分の情熱に基づいた職業を見つける手助けを受けることができます。実際に使ってみると、自分の強みや価値観を再確認する良い機会にもなりますし、将来のキャリア設計に役立つでしょう。生成AIの力を活用し、自分にフィットする職業を見つける手助けをしていきましょう!
全体のまとめと今後の展望
さて、ここまで自分の情熱を見つけるための要素やキャリア提案アプリの実装について詳しくお話ししてきました。最後に、この記事のまとめと生成AIを活用したキャリア支援の将来の可能性について考えてみたいと思います。
情熱を見つけることの意義
まず、情熱を見つけることの重要性について再確認しましょう。自分の「本当にやりたいこと」を明確にすることで、仕事に対するモチベーションが大きく変わります。好きなこと、得意なこと、そして自分の価値観をしっかりと理解することで、私たちはより意味のある職業選択ができるようになります。情熱を持って働くことは、単に収入を得るだけでなく、人生全体の満足度を高めるための鍵でもあります。
例えば、好きなことを仕事にすることで、日々の業務は苦痛ではなくなり、むしろ充実感をもたらします。また、自分の得意なことを活かす職業に就くことで、自然と自信も高まり、キャリアに対するポジティブな姿勢が生まれます。このように、自分の情熱を見つけることは、満足のいくキャリアを築くための基盤と言えるでしょう。
生成AIの未来の活用可能性
次に、生成AI技術の進化がどのようにキャリア支援に貢献できるかについて考えてみます。現在、生成AIを用いた職業提案アプリは、ユーザーのニーズに合わせたキャリアアドバイスを提供する強力なツールとなっています。しかし、これからの未来では、さらに多様な可能性が広がると予想されます。
例えば、生成AIを利用して個々のバックグラウンドやスキルセットに基づいた、よりパーソナライズされた職業提案が実現するでしょう。また、ビッグデータを活用することで、求人市場のトレンドを解析し、将来の職業需要を予測することも可能です。これにより、求職者は自分にマッチした職業を探しやすくなり、企業側も必要な人材を効率的に見つけることができるようになります。
さらに、生成AIによるキャリア支援は、単に職業提案にとどまらず、スキル開発や自己成長を促進するための学習リソースの提供など、より広範なサポートへと進化していくでしょう。ユーザーは、自身のキャリアパスに合わせた情報をリアルタイムで受け取ることができ、よりダイナミックにキャリアを構築できる時代が来るかもしれません。
この記事を通じて、自分の情熱を見つけるための要素や生成AIを活用したキャリア提案の手法についてお話ししました。自分の好きなこと、得意なこと、そして価値観を見つめ直すことで、より良い職業選択が可能になります。また、生成AIの進化により、私たちのキャリア支援の方法も大きく変わっていくことでしょう。
これからの時代、情熱を持って働くことがますます重要になっていきます。自分自身の情熱を見つけ、それを仕事に結びつけるための努力を続けていきましょう。そして、生成AIの力を借りて、理想のキャリアを築くための一歩を踏み出してみてください。あなたの未来は、あなたの手の中にあります!


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